温泉にはミネラル等の自然の化学物質が含まれており、空気に触れて化学反応を起こしたり、太陽から注がれた光の吸収、散乱によって様々な色となるようです。天気により、また時間により色が変わる温泉もあり、まさにお湯は「生きている」のです。各温泉の詳細なメカニズムは各温泉施設に詳しい説明がある場合が多いので、ぜひ旅先で直接確認してください!
≪うぐいす色の湯≫ 国見温泉、月岡温泉など
キラキラっと宝石みたいなエメラルドグリーンのお湯。足元にはふかふかの湯の花。こんなにキレイなのに、鉄分を含むお湯に入った後、ここに入ると、爪まで真っ黒に!ちなみにここの湯の花を自宅のお風呂に入れても緑にはなりません。
≪みかん色のお湯≫ 南玉川温泉、有馬温泉など
みかん色をうたっているのは南玉川温泉の一軒宿はなやのもりのナトリウム硫酸塩泉です。こんなに濃い色なのに湯口から出る時は透明なのです。有馬温泉の金の湯も似たような色をしていたような・・
≪乳白色の湯≫ 乳頭温泉鶴の湯、奥鬼怒温泉加仁湯、白骨温泉など
温泉といえば間違いなく皆大好きな白い濁り湯・・特に雪見の季節が最高ですね。硫黄の成分が含まれることが多く、温泉ぽい香りも楽しめます。
≪青みがかったお湯≫ 姥湯温泉、高湯温泉、わいた温泉など
姥湯と高湯は東北の硫黄泉でちょっと青みがかっています。わいた温泉も同様なミルキーブルーのお湯ですが、九州には日本全国でも珍しいコバルトブルーの温泉が集まっているようです。別府いちのいで会館