八上姫神社 島根・湯の川温泉

八上姫神社
湯の川温泉

因幡の白うさぎの昔話で知られる世にも美しい姫、八上姫。この八上姫伝説にまつわる温泉こそ、島根の出雲大社にほど近い湯の川温泉で、日本三美人湯※のひとつとして知られています。

そのお湯はアルカリ性つるつる系で透明でさらりと優しいのですが、大国主命を慕って遠い地よりはるばる長い旅を続けてボロボロになった姫が、この湯につかり癒され、昔の美しさを取り戻したと言われています。この八上姫を祀る八上姫神社があると聞き、一度は訪ねてみたいと思っていました。その神社はなんと、とある旅館(湯元湯の川)の駐車場にありました。出雲大社や玉造温泉に出かける方は多いと思いますが、一途で健気な八上姫にあやかりたい女子の皆さん、八上姫神社をお参りし、美人の湯に立ち寄ってみてはいかがでしょう。

 

※日本美人湯・・・和歌山・龍神温泉 / 群馬・川中温泉

日本三大古泉 熱海・走り湯

熱海 走り湯
伊豆山温泉 走り湯
有馬、道後と並び、日本三大古泉の一つと言われている熱海の伊豆山温泉、走り湯。(そもそも三大古泉には和歌山の白浜、大分の別府を入れる説もあるようですが)
 
源頼朝と北条政子にゆかりの深い伊豆山神社の鳥居前に続く長い長い石段を下って行くと、小さな走り湯神社と伊豆山温泉の海を臨む温泉街へと辿りつきます。
 
海のホテル中田屋さんの裏手にあるのが、奥行き5mの横穴式源泉。ゴボゴボと音をたて湧き出るお湯をもうもうとたちこめる湯気越しに眺めると、お湯が一段と神聖なものに思えてきます。温泉街では立ち寄り湯もOK。ひときわありがたいひとっ風呂となる事でしょう。(あん♪)
 

湯殿山神社と温泉

私たちが愛してやまない「温泉」は、その魅力に取り付かれれば取りつかれるほど、お湯が神々しく感じ、敬って入浴したくなります。人々のその思いから、日本全国には温泉自体を神様として祀る神社や祭事がたくさん存在します。現在、神職として日々ご奉仕させていただき、温泉では神様の恵みをいただくことだと、感謝しながら入浴することが私の生きがいの一つとなっています。

これから温泉と神社・神道・祈り・祭りにまつわることを少しずつご紹介していきます。今回は、山形県の湯殿山神社の話です。神社にはお祀りされている御神体があり、普通は見ることはできないのですが、この神社の御神体はズバリ「温泉」で、一般の人も見て、更に参詣所ではそのお湯に入ることができるという、神社・温泉好きには堪らない神社です。私も参詣所に泊まってしまいました!至福な神社と温泉がここにはあります。(毛利晴喜)

 

※ご神域での写真撮影は禁止されており、また冬季は閉山となります

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